活動報告

ガバナー補佐訪問(田中ガバナー公式訪問に向けて)

卓話者:岡 昌憲 様 第1グループガバナー補佐
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 丁寧なご紹介を頂きありがとうございます。第1グループガバナー補佐の岡です。
また、加藤会長からも沢山の時間と皆様から沢山のニコニコを頂きありがとうございます。
本日はガバナー補佐訪問ということで横須賀クラブにお邪魔させて頂きました。
2週間後には田中ガバナーが当横須賀クラブに公式訪問されます。今回の補佐訪問の目的として、それに向かっての露払いとしていくつかの役割を持って訪問をさせて頂きました。田中ガバナーもお越しになっていろいろみなさんにお伝えお話しになりたいのですが、時間に限りもありますので、事前に私から2015-16年度のK.R.ラビンドランRI会長と田中ガバナーのご紹介、それぞれの方針・テーマ等につきまして紹介ささて頂き、また、グループとして皆様にお願いすることなどを最後にいくつかお話しさせて頂きますのでよろしくお願いいたします。
補佐の役割の一つとして、各クラブと地区との伝達役となって地区の考え等をお伝えさせていただく、また、各クラブや会員の方々からの情報やご意見ご要望等をガバナー補佐会議・それぞれの地区の担当委員長に伝え検討していただくなど、より良い2780地区となるように努めるパイプ役であります。
また、各クラブを訪問することで、それぞれの良い点や改善が必要な点などの共有もしていきたいと思っています。
2週間後に公式訪問されるガバナーに対し、当日は三役を含めまして皆様からご質問等を頂けますようお願いします。
≪ ガバナー公式訪問とは ≫
 ガバナー公式訪問は、ロータリー手続要覧に定められており、年度中に地区内の各クラブを1度訪問し、弱体クラブや問題のあるクラブに注意を払います。クラブ訪問はガバナーの責務であるだけでなくクラブにとっても国際ロータリーの役員と公式に接触する重要な機会となります。
○訪問の際、ガバナーは以下を行います。
・クラブと地区の活動や奉仕プロジェクトヘの参加に向け会員の意欲を高める。
・クラブの卓越したプロジェクトやロータリアン個人による功績を表彰する。
・重要な事柄についてクラブリーダーと話をする。
・ロータリーの重要なイニシアチブについて説明する。
ここでRI会長K.R.ラビンドラン氏と第2780地区ガバナー 田中賢三氏をご紹介いたします。
◆2015~16年度 国際ロータリー会長  K.R.ラビンドラン氏
 <紹介>
・スリランカ コロンボ・ロータリークラブ会員
・商学の学位を持つラビンドラン氏は、ティーバッグの製造で世界をリードする上場企業、PRINT CARE社の創始者・最高経営責任者であり、この他にも複数の企業と慈善団体の
理事、及びスリランカ最大の麻薬防止団体の創立会長です。
 1974年にロータリークラブに入会し、これまでRI理事、財務長、R財団管理委員を務めた他、国際協議会のディスカッションリーダー、地区ガバナー、規定審議会代表議員、ゾーン研究会委員長を歴任しました。
 スリランカのポリオ・プラス委員長として、同国政府関係者、ユニセフ、ロータリーのメンバーから成るタスクフォースの委員長としてユニセフと協力し、同国北部を領域とする武装組織から、全国予防接種デー中の一時停戦の約束を取り付けた実績があります。また、スリランカで津波によって破壊された 25校を再建するロータリー地区およびクラブのプロジェクトの委員長として、15,000人の生徒達の支援に貢献しました。ロータリー財団功労表彰状、財団特別功労賞、ポリオのない世界を目指す奉仕賞の受賞者でもあります。
 バナシー夫人との間には、2人のお子さんがおられ、最近、初孫が誕生されました。ご夫妻は共に、財団のメジャードナー(レベル4)です。
○ 2015-16年度 RI会長テーマ
 私たちの人生には、いつか終わりが訪れます。しかも、終わりは思ったより早く来るものです。この限られた人生をどのように過ごしたらいいのでしょうか。世界が良い場所となるよう、人のために何かしますか。それとも、インドの著名な詩人、ラビンドラナート・タゴールの言葉のように、「楽器の弦の張替ばかりしていて、肝心な歌を歌わずに」毎日を過ごしますか。ロ-タリアンの栄光は、まさにその「歌を歌う」道を見つける手助けをしてくれることにあります。人生で本当に大切なことに目を向け、私たち自身が世界への贈り物となる方法を見つけることで、より充実した意義ある人生を送れるよう、私達を導いてくれるのです。友人に何を求めるかを考えると、ほとんどの人は、高潔性、信頼性、思いやり、相性を挙
げるでしょう。私たちが求める友人とは、必ずしも自分と似通った人ではなく、自分にないものを持っている人、自分のいいところを引き出してくれる人です。私は、ロータリーがその特徴を備えていると思います。ロータリーは、私たちの資質を引き出し、それを人生で生かす道を見つけてくれます。私たちは往々にして、あまり意味のない事に捕らわれて毎日を過ごし、物を手に入れるために身をやつします。しかし、私たちがこの世を去った後、人が思い起こすのは、私たちが生前乗っていた車でも、着ていた服でも、肩書きでも、役職でもありません。より大きな資産や、より高い地位を得ようと払った努力のことでもありません。結局のところ、 私たちの人生の価値は、どれほど得たかではなく、どれほど与えたかによ�
�て判断されるのです。ですから苦しんでいる人から目を背けずに、その苦しみを和らげてあげましょう。同情の言葉をかけるだけでなく、実際に何かしてあげましよう。社会から享受するだけでなく、社会に貢献しましょう。
  ※ 2015~16年度の私たちのテーマは
      Be a Gift To the World
           『 世界へのプレゼントになろう 』 です。
地位や身の上にかかわらず、才能、知識、能力、努力、そして献身と熱意など、誰でも与えることのできる何かを持っているはずです。私たちは、ロータリーを通じて、これらを世界にプレゼントすることで、誰かの人生に、そして世界に、真の変化を起こすことが出来るはずです。
「人は手を閉じて生まれ、手を開いて世を去る」。また「己の才能は、天から授かったもの」と言われます。ですから私たちは、その授かりものをお返しするのです。
 私たちは皆、この世に生まれ、何でもつかみ取ろうとしますが、この世を去るときにはすべてを残していきます。ロータリーを通じて私たちは、いつまでも続く、本物の何かを残すことが出来るでしょう。
 私たちに与えられた時間は今です。この機会は二度と訪れるものではありません。
○ 2015-16年度 RI会長が示したクラブ目標
 1. 会員の増強と維持
 2. R財団への寄付
 3. オンラインツールの利用
 4. 人道的奉仕
 5. 新世代 インターアクト/ローターアクトのスポンサー
 6. 公共イメージ
会員増強がロータリーにおける最優先課題であると考えるラビンドラン氏は、「会員増強を図る上で、今後も若い世代を重視するとともに、経験豊富な退職者にも入会しでもらわなくてはなりません。一つの方法で、世界中の会員問題に対処する事は出東ないという認識に立ち、地域別の会員増強計画を立てたのは適切であると思います」と述べています。
ラビンドラン氏はさらに、「アルバート・アインシュタインが『同じことを繰り返しながら、違う結果を望むことを、狂気という』と言ったように、ロータリーの従来の方法は、良い結果を生みませんでした。今回の地域別会員増強計画で、世界が22の地域に分けられ、それぞれの地域にあった計画が実行されていることをうれしく思っています」と述べました。
また、「ロータリーが与えてきたインパクトを人々に理解してもらえるよう、ロータリアンが、特にソーシャルメディアを通じて、一貫性のあるかたちで、ロータリー・ストーリーを伝えていかなければなりません」、「私たちのアイデンティティは、シンプルで、ロータリーの中核となる価値観に基づいたものであり、しかもロータリアン以外にも分りやすいものでなければならないと思います」とも述べています。
◆ 2015-16 年度 第2780地区ガバナー 田中 賢三氏
 <略歴>
・所属クラブ: 茅ヶ崎ロータリークラブ
・職業分類: 精麦製造販売
・勤務先/役職: 日本精麦(株)代表取締役 高座都寒川町田端
・団体歴: 茅ヶ崎商工会議所名誉会頭(9年間の会頭後)
       (一社)茅ヶ崎市観光協会会長   他
・ロータリー歴:
  1989牟2月 茅ヶ崎ロータリークラブ 入会
  2002年4月 研究グループ交換チーム 団長
  2003年~04年度 茅ヶ崎ロータリークラブ 会長
  2004年~05年度 地区副幹事
  2006年~07年度 世界平和フェロー奨学生 カウンセラー
  2007年~08年度 地区世界平和フェローシップ委員会 委員長
  2008年~09年度 財団奨学金・財団学友委員会委員
  2011年~12年度 地区研究グループ交換委員会委員
  2012年~13年度 ロータリーの友 地区代表委員 
  2013年~14年度 ガバナーエレクト
ポール・ハリス・フェロー /マルチプル・フェロー
メジャードナー/ベネファクター/大口寄付者/米山功労者
・趣 味 :
  60歳から油絵 :今まで11年間で85作。主として海外の風景、絵を描いているときの集中感が良い
  早朝ジョギング:季節を感じて楽しい
  読  書   :今読んでいる本 司馬遼太郎「世に棲む日々」
  嗜好品等   :酒・タバコは30代後半にて止め。ゴルフは10年間で止め
・"ロータリーの友7月号" ガバナーの横顔 より
   質実剛健 一刻の人    茅ヶ崎RC 山口利通氏 著
 田中さんは、大学はエ学部を卒業していますが、今年創業120年の老舗企業である日本精麦(株)の経営に携わることになります。これも人生の縁というものでしょう。工学部出身らしく、その性格は実に几帳面であり、物事の判断や処理に対し人に安心感を与える、信頼できる指導者であります。そのことは茅ヶ崎商工会議所の会頭を3期(2004~13年)務め上げたことでも実証されています。
 さらに、田中さんは、先代の後姿を今の自分の生きざまにしていると思います。昔、わがクラブで田中さんの会社を見学したときに、エ場の片隅に、先代の社長が執務に使っていた古びた木製の机があったことが記憶にあり、質素倹約をモットーにしている会社であることを実感させられたのを思い出します。また、田中さんは、一刻な性格の持ち主でもあります。それは一意専心と言うように、一専を持ち、一専を磨くべしと言う時代の変化に耐えてきた老舗企業の基本を忠実に守っていく精神的基盤なのかもしれません。そして、一刻であるがゆえに他人の成しえないことができることがあります。それは、従来の既成概念を打ち破ること。ロータリーの現在システムに一石を投じることになるかもしれません。
田中ガバナーに期待します
○ RI第2780地区 2015~2016年度 地区目標
   テーマ「もっと役に立つ もっと面白いロータリー」
 ラビンドランRI会長は「世界へのプレゼントになろう」をテーマに掲げました。このテーマを遂行するために「活力あるクラブあるいはロータリアンを目指して"もっと役に立つ もっと面白いロータリー"にして行こう」を地区方針としました。
 ロータリーがなぜ世界に燎原の火のごとく広まっていったのでしょうか。それはロータリー精神が世界に認められたからではないでしょうか。ロータリークラブあるいはロータリアンに備わっている才能、知識、能力、熱意などを世界に役立てようと掲げているのがラビンドランRI会長です。私たちは地域社会に、あるいは世界のためになるように行動し、そして会員自身の事業に役立つロータリーあるいはロータリアンであることを目指しましょう。そして、クラブでの親睦、グループや地区、世界での親睦を深め、もっと楽しく、もっと面白いロータリー目指しましょう。実践第一主義で行動することが、素晴らしい奉仕となり、 プレゼントになります。
Ⅰ. RI戦略計画を推進しよう
(1)公共イメージが向上するように行動しよう
   良い事は黙っていると周囲に発展していきません。広く伝えて仲間を増やし、社会に影響力を与え
展開していくことが最善の道でしょう。もちろんロータリアン自身が人から尊敬される容貌・言動・
行動をもって影響力となることが求められます。ロータリークラブは自分自身を向上させることの できる自己研讃の場でもあります。
(2)人道的奉仕や地域に対し奉仕をしよう。
   地域や世界では生活を改善したいと願っている人たちが大勢います。情熱的に、献身的に奉イ士活動
を進んでやっていきましょう。最優先課題はポリオ撲滅です。
(3)新しい会員(仲間)を増やそう。
   クラブの活性化とは、瞑想して考えてみると会員であれば誰でも同じ答えにたどり着くでしょう。
女性会員や若い会員が例会の雰囲気を大きく変えてくれます。程よい緊張感が生まれてきます。
   卓話も奉仕活動も新鮮になって行きます。クラブ行事にも活力が出て来ます。何よりもロータリー
を学ぼうという機運が生まれてきます。経験の深い会員の出番です。活動は国際大会参加も含めて、
奨学生の面倒等で世界に広がっていきます。
   会員を増やす、又は退会者をなくす具体的な方法は、クラブ会長、幹事、増強維持委員長はじめ執
行部の情熱と積極的な行動にかかっています。
   方策を打つ手は無限であり、クラブに合った具体策を検討し、行動してください。例会の工夫も大
切ですが、例会以外の委員会活動や、炉辺会合など、盛んなクラブは成功していることも考慮に入
れてください。
Ⅱ. R財団、米山奨学会、ポリオ撲滅、その他の寄付に協力してください。
    見返りを求めない超我の奉仕、これこそがロータリー精神です。会員一人平均の平等ではなく、
情報が十分でない新会員や配慮すべき会員に配慮し、余裕のある会員は自発的に寄付をしていただ
く、こういう考えがみんなに公平かの問いかけではないでしょうか。ロータリーでお世話になって
いる恩返しの部分も考慮に入れてください。財団地区補助金などで配分を受けることも大切なこと
ですが、超我の奉仕、気持ち良く寛容な精神、これがロータリーではないでしょうか。
Ⅲ. 中核的価値観はロータリーの原点 
    ラビンドランRI会長は、ロータリーの原点もまた大切にしようとしています。近年のロータリー
プログラムのほとんどがRI戦略計画に則っております。その中の、中核的価値観を高めていこう
とすることが、ロータリー精神そのものであり、ロータリーの原点であります。平易な言葉で、
ロータリーの本質を広めましょう。
≪ 具体的な地区の目標 ≫
○ すべてRI会長目標とRI戦略計画に基づいています。
1. 奉仕活動
・5大奉仕活動に積極的に取り組む <ポリオ撲滅最優先>
・R財団の地区補助金、グローバル補助金を理解してチャレンジ
2. 公共イメージの向上
   ・マルチメディア等で良い活動は広めで影響力を持とう
   ・自己が、クラブが、ロータリーが尊敬される存在となろう
   ・ロータリーデーを市民参加の行事として実践しよう
   ・公共イメージ賞を設ける
3. 寄付の理解
・R財団       一人当たり    200ドル以上
・米山記念奨学事業    〃      20,000円以上
・ポリオ撲滅活動     〃      40ドル以上
・ベネファクター (一度に1,000ドル) 1クラブ1名以上
・ロータリーカードの普及
  それぞれの目的は至高なプログラムです。超我の奉仕の精神のもとに学びや実践によって理解を
深めてください。
4.会員増強10パーセント
   ・私たち2780地区の平均はークラブあたりの会員数は37名です。
    10パーセントは1クラブ3~4名です。その気になって努力すれば必ず達成できます。女性、
若い世代、新しい職業、熟年世代、ロ-タリーファミリーなどあらゆる角度に目を向けてくだ
さい。楽しいミーテイングを工夫して親睦を図りながら情報を累積する機会を増やしてください。
例会や奉仕活動を役に立つ面白いロータリーとして魅力を高めてください。
   ・衛星クラブの立ち上げ
5.中核的価値観を出席や参加を多くして学ぼう
   親睦、高潔性、多様性、奉仕、リーダーシップはロータリー精神の基本です。例会、I M、 地区
委員会、地区セミナー、地区大会、国際大会の出席と参加をしましょう。出席は義務でなくて権利
です。多くのことを学ぶチャンスです。親睦を促進し、ロータリーを学ぶことは楽しみであると
同時に役に立ちます。
6. オンラインツールの利用促進
   MY ROTARY へのアカウント登録。会員の50%以上を目指してください。
    ・ロータリークラブセントラル100%のクラブ
          何の項目を入力するのか明確にする
    ・ブランドリソースセンター、ロータリーショーケース、ボイスなど
7. 特別月間の大幅な変更を理解
   従来の、家族月間、ロータリー理解推進月間、世界理解推進月間、ロータリー雑誌月間がなくな
り、新たに、経済と地域社会の発展月間、疾病予防月間と治療月間、平和と紛争予防・紛争解決月間、
水と衛生月間、母子の健康月間が加わり、識字率向上月間が基本的教育と識字率向上月間に、新世代
のための月間が青少年奉仕月間に、趣味職業別親睦活動月間がロータリー親睦活動月間に変更されま
した。
    大きな変化の渦中にあるのが近年のロータリーでありますが、会員皆様とともにRI戦略計画や
R財団地区補助金、M y Rotaryロータリークラブセントラルなどを学び、行動しながら
「もっと役に立つ、もっと面白いロータリー」にしていきたいと、地区方針を定めております。
 ≪ ガバナー補佐から横須賀クラブの皆様へ協力のお願い ≫
1.第1グループ合同例会(ホストクラブ)  2015年7月17日(金)
                       場所 : 横須賀商工会議所
2.ロ一タリーデー             2016年2月21日(日)
                       場所 :  未 定
3.第1グループ I.M (ホストクラブ) 2016年4月9日(土)
   場所 : メルキュールホテル
4.韓国ソウル国際大会           2016年5月29日~6月1日
・ソウル国際大会委員会共同委員長  小沢一彦
 最後になりますが、皆様よりガバナー、又、地区に対し質問、要望等がありましたならばお聞かせいただきたいと思います。
 終わりに、本年度、田中ガバナー年度の活動が、地区をはじめとし、各クラブに素晴らし成果として実を結びますよう、皆様のご協力をお願い申し上げます。
 また、微力ではございますが、貴クラブを担当させていただくガバナー補佐として努力いたしますので、どうぞ宜しくお願い申しあげます。
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