会長挨拶
横須賀ロータリークラブ 高橋 隆一
当クラブは、主に地元企業の経営者や医師、弁護士など、多様な職種の会員で構成されており、会員相互の親睦及び職業上のスキルや情報を活かした社会奉仕活動を目的として活動している団体です。
創立は1951年、横浜ロータリークラブのスポンサーのもと、当初32名のチャーターメンバーでスタートしましたが、現在、69業種の職業分類に総勢で120名の会員(内女性16名)が在籍しています。
会員の平均年齢は約62歳ですが、30〜90歳代まで幅広い年齢層の会員が在籍しており、地域内で最も会員数の多いクラブとなっています。外国籍のメンバーも3人在籍されており横須賀らしさも感じられます。
普段の例会場は横須賀商工会議所の3階会議室を利用しており、会場を8つの島に分けてテーブルを配置し、テーブル単位で交流できるように、会員は各々決められたテーブルで歓談しながら会食します。
そして、3カ月ごとに一斉に席替えを行い、テーブルごとに夕食会を開くなど、大勢の会員が偏りなく交流できるように工夫しています。
毎週金曜日のお昼の例会では、様々な分野の専門家を講師に招き、「卓話」という30分という短い時間ですが様々な講演を通じて、自己啓発の手がかりとしての勉強をしております。
また、多様な職能スキルとマンパワーを基盤として、われわれは様々な奉仕活動の実践を通じて、仲間の和(連帯感)を育んでおります。
2024-25年度ステファニー・アーチック会長のテーマは「ロータリーの魔法」と発表し、人命を救うロータリーの力を認識し、拡大するよう会員に呼びかけました。
誤解しないでいただきたいのは、私たちは杖を振ったり、おかしな言葉を言ったりして、ポリオを撲滅したり、世界に平和をもたらしたりするつもりはありません。
ロータリーの行動計画を支持し、継続性と変化のバランスを取り、平和のために活動するよう会員に呼びかけました。
この方針を受けまして、
基本方針の第一に「人命を救うロータリーの力を認識」というテーマを取り上げたいと思います。ロータリーの行動計画を支持し、継続性と変化のバランスを取り、平和のために活動するよう会員に呼びかけましたと言われています。
この横須賀には皆様も御存知の様々な防衛関連組織が有ります。最近の世界情勢を見ますとウクライナ、中東と戦火は収まらず、日本の周囲でも様々な圧力が掛かってきています。無論、抑止する為に存在するのですが、それ以外にも災害時の現場に出て、国民の生活を最後の砦として護って頂いている現状を皆様と共有出来る機会だと考えております。また警察、消防等の国民を護る方々も広くお招きして現状を共有していきたいと考えています。
基本方針の第二として地域としての教育に目を向けていきたいと考えています。
昨今、横須賀は人口減少が全国比でも進みました。高齢化は全国的にも進んでおり人口自然減は普通の事と捉えられております。しかし人口の社会減に関しては、横須賀は凄いペースで減少しております。観光に来た方々が「ここは自然も豊かで穏やか、暮らしやすい街ですね」と言われます。しかし、若い世代が流失していく背景には何があるのでしょうか。振り返って近隣の横浜、藤沢地区等を見ますと若い世代が定着増加傾向です。子育て環境にも様々な補助が有るのも一因です。しかし教育現場に携わるものとして感じているのは、初等、中等、高等教育の格差です。ここでの学力差を感じているから若い世代が定着されない状況を今年度は様々な方からご指摘を頂き、会員の皆様と一緒に若い世代が如何にして定着したくなるかを考えていきたいと思っています。
ロータリーに関心をお持ちの方、社会奉仕活動やボランティアに興味をお持ちの方、地域社会の中で新しい人間関係を築きたいとお考えの方は是非一度、私たちの例会に足をお運び頂き、仲間となって頂きたいと思います。