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<新会員卓話 1>鈴 木 之 一 会員

<新会員卓話 1>                            鈴 木 之 一 会員

皆さんこんにちは。本日、卓話を担当させて頂きます。鈴木之一です。

308501.jpgこの度は貴重な時間を頂戴して卓話をさせて頂きますこと、大変光栄に思っております。

私は横須賀で教育業に携わっており、将来「料理人」「パティシエ」を目指す学生達に社会で通用する人材を育成する調理師学校で仕事をしています。長年にわたって教育をしている中で、時代も変わりますが、入学してくる学生達も年々変わってきています。危惧しているところをお話しする前に、私自身についてお話しさせて頂きます。つまらない話で恐縮ですが、目は閉じて頂いていて結構ですのでお耳だけお貸し下さい。

私は生まれも育ちも横須賀は追浜です。5人兄弟の2番目です。小学生の頃は勉強をした記憶、鉛筆を持った記憶がなく、見かねた親が中高一貫の男子校に入学させました。しかし、そこで出会った数学の先生、あだ名は「軍曹」といいまが、それは怖い先生でしたが軍隊式の教え方が心地よく、彼の授業だけは大好きで、一生懸命勉強しました。恩師の一人です。

元々落ち着きのない私は中2の夏休み、始めてリュックを背負って野宿をしながらヒッチハイクを旅行をしました。高校生の時にはSLを追いかけて北海道をヒッチハイクで回りました。ほとんど野宿でしたので、公園や駅のベンチなどで寝ますが、夏の北海道も北の方に行けば、夜は寒くて寝られません。親切な人も居て、雨風の凌げる公衆トイレ等で寝ていると、納屋や家に上げてくれ食事やお風呂を頂き『世の中悪い人はいないんじゃないか」と思うくらい親切にされました。

大学は地方に出て、航空整備の勉強をしました。一年の時には寮で暮らしましたが、そこでは上下関係や世の中の理不尽さを学ばされました。先輩達はその日の気分で、一年生達をコンクリートの上で一時間ほど正座をさせ、仲間がバタバタと倒れる事もありました。二年生になると夜のアルバイトを始めるわけですが、「パブスナック」で午後5時から深夜2時まで。早い時間はサラリーマンやOLで賑やかですが、日付が変わる頃となるとお店の引けたお姉さん方がお客さんと、いわゆるアフターとして来店されます。

若い学生が夜中にアルバイトをしているので、色々とかわいがってもらいました。そこでサービス業のおもしろさに気づき、ビジネスの勉強をしたくなり、卒業後イギリスに渡りました。その後知り合った友達を頼って、ヨーロッパをヒッチハイクで旅行をしました。世の中、良い人ばかりで無い事を思い知らされるのですが、2度ほど恐喝にあいました。忘れもしませんスペインでしたが、彼たちはパスポートや大金を狙いません。警察に追われるので小銭、数千円単位の恐喝です。殴る蹴るのやり方ではなく『拳銃』『ナイフ』をちらつかせるものです。拳銃で脅されると『撃たれれば即死かな?!」と頭をよぎり、ナイフで脅されれば『刺されたら痛いよな』と考えた事を覚えています。それでも悪い事ばかりではありません。イタリア、ドイツでは日本人に対してとても親切にしてくれました。特に大戦を経験した年輩の方々は優しかったです。どうしてかと尋ねると『昔、三国同盟で俺たちは仲間だったんだ』と言う事です。壁一枚、杭一本、隣は他国という環境では彼、彼女たちは小さい頃からの教育に「歴史」を教えられているんです。世代を超えて語り継がれる事も多いようです。もちろん日本でもそうでしょうが、受け止め方が違うような気がしました。「自分の国」や「生まれた環境」などにしっかりと誇りや自信を持っていて、これが国を守る気持ちにもつながるんだなぁと感じました。今、仕事を通して若い連中に「働くこと」「生きること」「家族のこと」など時あるごとに話をしますが、生まれ育った日本のこと、神奈川のことの歴史を知り、誇りを持って仕事をしてもらいたいと常々教えています。地元で家族を養い、生活をすることで神奈川をもっと元気にしてゆきたいと思います。

 さて仕事柄、最近は高校の先生方から進路指導の一環として「面接指導」なるものを依頼されることが多くなってきています。何をして良いのか、何になりたいのか目標を見つけられずにもがいている高校生を良く目にします。そんな時、用いるのが「エニアグラム」という性格判断のようなものを使った「適職診断」を行います。心理学を学んだ方であれば耳にしたことがあると思いますが、人の本質は9のタイプに分かれると言います。

例えば、・成功する事が最も好きでそのために手段を選ばない「成功を追い求める人」、・困っている人がいると、そばに行って手を貸そうとする「人の助けになりたい人」・まじめ、誠実である事を大切にして、周りと仲良くしたいという気持ちを持つ「忠実な人」・落ち着いてゆったりとした安定感がある「平和をもたらす人」等々です。

 このタイプの違いにより向く仕事、向かない仕事のアドバイスをしたり、進路探しのきっかけとして活用しています。ところがこれは適職診断だけで無く、意外と職場でも活用が出来るんです。タイプがわかると仕事の与え方や、アドバイスのしかたが見えてきます。おだてながら伸びる人、叱らないと伸びない人、営業に向く人向かない人、など色々と副産物が出てきて、こういう依頼も楽しいものです。取り留めのない卓話でございましたが、ご清聴、有難うございました。

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