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<新会員卓話 1>       「 自 己 紹 介 」

<新会員卓話 1>         「 自 己 紹 介 」

池 上 健 一 会員

307701.jpg 皆さん、こんにちは。昨年の8月に入会いたしました池上です。東京海上日動火災保険という損害保険会社に勤めて おりまして、縁あって昨年の7月に札幌からこの横須賀に 参りました。新会員卓話に臨むにあたって何人かの方から"折角なので是非損害保険にまつわる話を"と言われました。ただ何か月か前に「東京海上がまた不払い」というニュースが出た翌日にタイミング悪くテーブルミーティングがあり まして、その時に諸先輩方から「損保には何度も騙された」「大体保険屋なんてのは人の弱みにつけ込んで・・・」等々、散々集中砲火を浴びまして、トラウマになっております。 ということで、本日は10分でとも言われておりますので、損害保険の話はあまりしない方が身のためかなと思い、後段少しだけ話させて頂き、自己紹介を中心にしたいと思います。

 

私は1966年、昭和41年に埼玉県の大宮市でごく普通のサラリーマンの家庭に生まれました。父親は繊維関係のメーカーに勤めており、やはり転勤族でした。私が小学校に入る少し前に新潟県小千谷市に ある工場に転勤になり、私も小学校6年間を小千谷で田舎暮らしを致しました。小千谷という所は小千谷縮や錦鯉が有名ですが、非常に雪深いことでも知られていました。一度だけ二階の窓が玄関代わりになる冬を経験したことがありますが、特に当時は毎年何メートルも雪が積もっていました。ですから冬はスキー位 しか遊ぶことがなく、この時の経験が後々アルペンスキーのレースにのめり込むきっかけとなりました。 小千谷時代は、春はぜんまいやワラビ、タラの芽などの山菜採り、夏はクワガタやカブトムシといった  虫取り、秋はキノコやあけびを採ったりと一年中野山を駆け回っていました。また、冬は専らスキーに  明け暮れ、夏は水泳部で鍛えていました。専門はバック(背泳ぎ)で6年生の時に近隣市町村の小学生記録をすべて塗り替えた事が、小学生時代で唯一自慢できる思い出です。

中学に入り、1年生の夏休みに東京の品川区西大井に引っ越しました。田舎から中途半端な時期に  いきなり東京の都会に飛び込んだ訳です。転校生として少々周囲との距離感というか東京の流儀がよく  分からずに、部活にも入らず、ついつい悪い方へ流されてしまいました。当時は校内暴力真っ盛りで学校 全体も荒れに荒れていたのですが、私も中1中2当時はかなり荒れていました。今となっては封印したい 過去なので詳細は割愛しますが、色々とあって3年生になり改心しました。何とか勉強も遅れを取り戻し、高校は都立の日比谷高校に入りました。当時は都立高校凋落時代と言われ、私を含めてあまり出来の良く ない生徒も結構集まっていた上に、伝統的にとても自由な校風であったこともあり、またまた部活にも  入らず、アルバイトと遊びに明け暮れていました。学校は国会議事堂の裏手、赤坂見附の駅から当時焼け 焦げたホテルニュージャパンの横を登った所にあるのですが、悪いことに六本木や渋谷が近いものですから、バイトで稼いだお金で夜な夜な遊び歩いていました。また、夏はテニス、冬はスキーと当時定番のスポーツを楽しみ、特にスキーでは、仲間3人位で安くスキーツアーを仕立てて、学校内でビラ撒きして30人  40人集めては、自分たちはサヤを抜いて小遣い付きの無料ツアーなんて商売もやったりしていました。 ツアーに参加する女子生徒の親が心配してうちの親に抗議の電話を入れてきたり、スキー場までバスを  追いかけて来る親もいたりと、これまた色々とありましたが、今となっては懐かしい思い出です。

 

そんな状態で高校3年間を過ごしましたので、当然現役では見事にどこの大学も入学させていただけず、最近話題の代々木ゼミナールに1年間お世話になることになりました。ここでまたまた改心し、遊びたい 気持ちをぐっと堪えて浪人生活、翌年早稲田の商学部に何とか引っ掛かりました。ここで競技スキーの同好会に入り、アルペンスキーのレースにのめり込む事になります。1シーズン70日くらい合宿と大会で信州を中心に北海道や東北も転々としながら過ごしていたので、とにかくお金が要るんですね。宿代とリフト代と昼食代で大体1日1万円計算になるので、移動の交通費やコーチ代等々の諸費用と道具・ウェア代を  合わせると1シーズンざっくり100万円。とにかくオフシーズンにバイトで稼いで、シーズン中は   節約々々の毎日です。ふりかけをいつもポケットに入れて、食堂でライスだけ頼むとか、信州ですと食堂のテーブルにリンゴや野沢菜が無料で置いてあったりしたので、それだけ食べて過ごすとか、合宿の合間に スキー場近くのラーメン屋で皿洗いしたり等々、これも今となっては懐かしい思い出です。

競技種目は滑降(ダウンヒル)、スーパー大回転(スーパージャイアントスラローム)、大回転   (ジャイアントスラローム)、回転(スラローム)まで全部やっていました。得意種目はスーパーGと  大回転でしたが、小学生時代の経験が生きて2年生からはそこそこの成績を残せるようになり、大学内の 大会や、草大会ではありますが全国区の学生大会で何度か優勝することが出来ました。会社に入ってからもスキー部に所属し、入社から10年くらいは社会人のレースに出ていましたが、東京から四国の高松、  そして九州・福岡の久留米へと転勤する内、さすがに仕事をこなしながら合宿や大会に飛行機で駆けつけるのにしんどくなり、幽霊部員となりました。その後、福井、滋賀県の大津、札幌と転勤し、昨年久しぶりに関東へ戻ったので、今年3月の大会に出場したのですが、もう完走するのがやっとで、息はぜいぜい、  両足ガクガクの状態でゴールしました。やはり年齢には勝てません。ただ、大自然の中、一面白銀の世界で風を切って滑るスキーというスポーツの醍醐味は、何物にも替え難いものがあります。ここにいらっしゃる皆様も、腕に覚えのある方が多いと思いますが、スキーはいくつになっても楽しめるスポーツですので、 この冬は是非久しぶりに雪山に繰り出されてみては如何でしょうか。

 

ということで、適度にいい加減で楽しい学生生活、会社生活を送ってきた訳ですが、自己紹介はこれ くらいにして、少し損害保険がらみのお話をしたいと思います。といっても保険の硬い話をしても面白く ないでしょうから、今日は保険金詐欺の話を少々いたします。損害保険にからむ保険金詐欺といっても色々ございます。いくつか代表的なものを紹介しますと、自動車保険で多いのは、車両盗難の偽装や加害者と 被害者が結託して保険金を騙し取るものです。車両盗難偽装は車両保険に入って「車を盗まれた」と警察に盗難届を出して保険金を騙し取る単純なものです。加害者・被害者結託のパターンは、物損事故の保険金を騙し取る形もありますが、怪我の治療費・慰謝料の請求で保険金を騙し取ることが多いです。後ろから追突して前の車に乗っている仲間が、本当は痛くも痒くもないのに、首が痛いなどと言って診断書を取れば、後は兎に角通院し続けるなんてパターンですね。少し前まではお医者さんも結託した等というケースも結構 あったので始末が悪いです。あっ!すみません。ここに居られる先生方は決してそんな方だと思って   おりません。

ところで、申し遅れましたが、今日の話はロータリアンのための保険金詐欺講座ではございませんので、良い大人の皆様は決してマネをしないでください。先ほどのパターンで加害者役がレンタカーを使う   パターンもありまして、こうすると自分の保険を使わずに出来ちゃうんですね。本当に悪いやつがいるものです。このような形で何人かが組んで、保険会社を変えてはグルグル回す訳です。また、予め壊れた高価な瀬戸物などの高級品を車のトランクに仕込んでおいて追突を装い保険金を貰うなんて、昔のこっち系の方が脅しに使った古典的なパターンもあります。その他、タダで仕入れた車に車両保険を掛けて全損にする等 という手口もあります。

自動車保険以外では、海外旅行保険でバッグ等をひったくられたと偽装するケースも多いですね。実際に現地の警察に盗難届を出せば証明書が出るので、国内よりも足がつきにくいだろうという感覚もあるようです。あとは、自宅に火をつけるとか他にも色々ありますが、こうした不正請求には必ず不自然な点がありますし、

現在は損保業界における不正請求の情報登録がかなり進みまして、いわゆるブラックリスト的なものですが、保険会社を変えても過去の情報からバレるケースも多くなっています。保険金詐欺は重罪ですが、人を物理的に傷つける訳ではなく保険会社が損をするだけと思われがちなので、罪悪感が小さく気軽に手を染めやすいとも言われています。因みに詐欺罪に罰金刑はありません。有罪となれば執行猶予は別にして、すべて懲役刑となりますので、それなりの覚悟が必要になります。

 

最近は自動車保険の値上げが続いていて、大変申し訳なく思っておるのですが、自動車保険に関しては過去何年も全く利益が出ない状態が続いていました。車の高機能化に伴う修理費の高騰や、運転者の高齢化による事故の増加等々、色々と保険金支払いの増加要因はあるのですが、保険金詐欺のような不正請求も 少なからず影響しています。ごくごく一部の不正請求者の仕業で、大多数の善良なお客様の保険料が高くなるということが許される筈はありません。我々保険会社としても不正請求を極力見抜き、徹底的に戦いますので、もしそのような情報を耳にされた方は、是非損害保険協会まで情報提供いただけると幸いです。

 あっという間に時間が参りましたので、私の卓話は以上とさせていただきます。ご清聴頂きありがとう ございました。

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