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<卓話>「 NPO法人 横須賀サイトシーイング 」

<卓話>「 NPO法人 横須賀サイトシーイング」
- 設立までの経緯と今後の取り組みについて -

 NPO法人 横須賀サイトシーイング
理事長 小田倉 光 伸 様

 ただいいまご紹介いただきました小田倉でございます。私も11月生まれでございますがロータリー会員では無いものですから何も貰えなくて残念です。機会がございましたら是非ロータリークラブに入りたいと思いますので何卒よろしくお願いします。伝統と格式のある横須賀ロータリークラブにおいて卓話をする機会をいただきまして非常に光栄に思っております。本日は今年8月に設立されましたNPO法人横須賀サイトシーイングの設立の経緯と目的につきましてお話をさせていただき、主旨をご理解いただきました上で皆様方に今後のご支援ならびにご協力を賜りたいと思っておりますのでよろしくお願いします。
 設立に至りましたきっかけでございますが、陸海空自衛隊のOBで構成されている「公益社団法人隊友会」という組織がございます。国民と自衛隊のかけ橋として相互の理解を深めることを会の目的としており、主な事業活動4本の柱は「殉職自衛隊員および戦没者などの慰霊顕彰・援助」「会員の福祉などを目的とする事業」「防衛・防災施策および自衛隊諸業務などに対する協力・支援 地域社会への寄与」「安全保障 特に防衛に関する調査研究および政策への提言 隊友紙・防衛関連書籍の発刊」であり、全国に51の県隊友会、各市町村に約1,000の支部を持ち、正会員は約9万名弱、賛助会員を入れると約30万名の大きな組織となっています。神奈川県には約4,500名おりますが、その内約2,000名が横須賀支部所属であり、私はその横須賀支部長も務めております。会員の平均年齢は69歳ですが皆とても元気で死ぬまで働きたいという希望を持っています。そのような中で私は昨年の12月から会員の再就職について市内の会社を訪問しておりましたが、再就職ということであれば何故自衛隊を使わないのですか、横須賀には陸海空自衛隊、防衛大学含め何でもあるではないですかという話になり、横須賀市活性化のため自衛隊基地見学と一体化した観光事業について検討を始めることにいたしました。まず横須賀市を訪れる観光客数を調べてみたところ平成21年に679万人、遡ってみると平成15年は900万人、平成16年800万人、平成17年750万人と推移していますから年々減少しています。お隣の鎌倉市はというと平成21年は1,883万人で、概ね毎年1,800万人台の観光客が訪れています。要は横須賀市の3倍の観光客がいるということです。他の県も調べてみたところ佐世保市には平成15年に財団法人佐世保観光コンベンション協会という団体が設立されており海上自衛隊の艦艇の一般公開等を行い観光客の誘致を行っています。広島県の呉市では平成19年に実物の巨大潜水艦を陸上展示した「てつのくじら館」(海上自衛隊呉資料館)がオープンし平成20年には56万人もの入場者がありました。佐世保市も呉市も自衛隊と市がコラボレーションし、一体となって市を発展・活性化させる取り組みを行なっているわけです。それならば横須賀でも行えるのではないかと思い、今年 1月に「自衛官OB等を活用した横須賀市観光誘致による地域活性化策(NPO法人「横須賀サイトシーイング(仮称)設立について(案)」を作成し、まずは部隊を説得しようと横須賀地方総監、自衛艦隊司令官、潜艦隊司令官、護衛艦隊司令官、空自第二高射隊長、在日米海軍など各司令官を資料を持って説明にまわりました。しかしながら反応は非常に悪く「我々は国を護るためにいる部隊であり、OBの就職のために部隊を開放することはできない。」とけんもほろろに断られ続けました。粘り強く説得を続け、「佐世保は開放しているではないか。」と言っても「横須賀と佐世保は違う!」と返されました。確かに横須賀と佐世保とでは自衛隊を取り巻く過去からの経緯、環境、雰囲気等が違うのは事実であり、私自身も若い頃から街と自衛隊の一体感は欠けているように思っておりました。この壁は切り崩せないと諦めかけましたが、大きく状況が変る出来事がおこりました。3月11の東日本大震災です。自衛隊の救援支援活動がマスコミ等に流れ国民の自衛隊に対する理解が深まったと感じ、改めて横須賀地方総監含め各司令官のところに、「今こそ自衛隊の真の姿を理解してもらえる絶好の機会だ。」「国民の信頼を得るということがこれほどのエネルギーになることを実感し一体感を感じた今だから設立しよう。」と話し続けたところ、3月下旬になってようやく横須賀地方総監はじめ各司令官も理解を示し、「やりましょう!」との言葉を引き出すに至りました。
鎌倉に負けない観光客誘致を目指し、今年3月31日に神奈川県知事に対し「特定非営利活動法人設立認証申請書」を提出、7月7日に神奈川県知事より認証受領、7月14日に法務局への登記も終了し8月 18日に北久里浜に事務所を構え活動をスタートすることができました。同時に会員募集も始め、現在団体正会員・団体賛助会員・個人正会員・個人賛助会員合わせて87の団体・個人に会員になっていただいております。10月14日には横須賀市の依頼で第2術科学校資料室見学ツアーをご支援し、翌日10月15日にはNPO法人横須賀サイトシーイング第1回企画「東日本大震災復興支援活動報告護衛艦見学ツアー」を実施するに至りました。内容は最初に軍港クルーズ、その後商工会議所において「魚藍亭」の海軍カレーで昼食、制服の試着、東日本大震災復興海自活動パネルをご覧いただいた後、NPO法人ガイドのもと護衛艦の見学をしていただきました。今月は第2回の護衛艦見学ツアーを企画しておりますが大変盛況でキャンセル待ちも出ている状態です。将来的にはただ単に観光客を誘致するだけではなく、佐世保のようにこの横須賀に海軍資料館を造り、それがさらに観光客を誘発するような流れにできればと思っております。また自衛隊の隊員は独身が多いので出会いの場を造るいわゆる婚活支援ツアー行い、結果結婚してもらい横須賀に定住させるといった取り組みも行っていきたと考えています。いずれにしても試行錯誤しながらにはなるとは思いますが頑張っていきたいと考えておりますのでよろしくお願いします。
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