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<名誉会員卓話> 「 子どもが主役になれるまち 」~ 都市イメージの創造発信 ~

<名誉会員卓話>  「 子どもが主役になれるまち 」~ 都市イメージの創造発信 ~                                  横須賀市長 吉 田 雄 人 様
20140307.jpg 皆様、こんにちは。「カレーを食べたら吉田雄人」と言っていただきまして、最初「あれっ?」と思ったんですけれども、光栄なことであると逆に思いました。また今日は魚藍亭さんのカレーということで、大変おいしく頂戴いたしました。そしてもう一つお礼を申し上げたいのは、この卓話にお声掛けをいただいたことであります。会長とは同じ名字ということですので、すでに実の兄弟のような気持ちでいるところであります。事前に「30分の中身はどうでも良いから、時間だけは守れ」と吉田会長より言われておりますので、時間を厳守してしっかりやっていきたいと思います。

1.横須賀市の現状(全国最多の転出超過数) それでは、まず横須賀市の現状からお話をさせていただきます。現在、横須賀市は、転出超過数(転出数-転入数)が全国最多ということになってしまっております(総務省 平成26年1月30日公表 転出超過数1,772人)。これは笑い話ではなく、この不名誉な全国最多という結果を私は深刻に受け止めています。新聞にも記事として転出超過数が全国最多と出てしまいました。人口の増減には自然増減(出生と死亡による増減)と社会増減とがありますが、私としては、この社会増減については努力をすれば改善することができると考えています。データを見てみますと、20歳代~30歳代の方たちの転出超過率が非常に高くなっているのですが、実際は横須賀は魅力ある「子育て・教育環境」をつくってきています。従いまして、これからはその都市イメージをしっかりと発信していくことが大事であると思っているところであります。 ~現在の子育て・教育環境~ ① 一人当たりの都市公園面積は県内一。 ② 乳児のいる家庭への全戸訪問の実施。 ③ 市立小中学校の全普通教室に空調設備を完備。 ④ 市立学校全校にネイティブスピーカーを配置。自然に英語に親しめる環境。 上記のような優位性のある「子育て・教育環境」があるにも関わらず、「転出超過数」が全国最多という状況、これはなぜなのかという分析を次に紹介したいと思います。

2.アンケート・人口分析(横須賀に対するイメージ) インターネット等を通じてアンケートを実施いたしましたところ、まず横須賀市民へのアンケートでは、「市内に住み続けたい」と答えた方は約8割以上いらっしゃいます。そして、横須賀の住み良さを聞いてみますと「住み良い」、「まあまあ住み良い」と答えた方は8割位いらっしゃいます。従いまして、今横須賀に住んでいる方たちはそれなりに満足しているということになります。次に市外に居住されている方へのアンケート結果を見ますと、横須賀市に対しては「外国人と交流する機会があるまち」というイメージを持たれているようであります。横須賀に対しては、それ以外のイメージがほとんどない。つまり「住むまち」として見られていないという状況になってしまっているわけです。これは優位性のある「子育て・教育環境」が、全く外に伝わっていない結果の表れであると分析するところであります。ですから、20歳代・30歳代の人口流動の激しい世代に横須賀が「住むまち」として受け止められなければいけないと、私はそのように考えております。近隣を見ますと、葉山や藤沢や逗子では20代・30代は転入超過であり、全体の人口としては逗子・葉山は横ばいの状況です。これらの地域において転入超過傾向が強いということは、人口の自然減に社会増が勝っていて、だいたい横ばいの人口を維持しているということになります。今後、転出超過傾向が顕著な横須賀では、さらに20代~40代の人口が減少していくことが想定されております。それでは、この結果を受けて、横須賀における転出超過を転入増へと変えていくための具体的な政策を、今日は2つお伝えしたいと思います。

3.今後に向けてさらなる子育て・教育環境の充実 20歳代~40歳代の結婚・子育て世代を「減らさない・増やす」取り組みとして、「子育て・教育環境」の今後さらなる充実を考えております。今日は特徴的な取り組みとして5つを以下にご紹介したいと思います。 ~今後に向けての子育て・教育環境の充実~ ① 小児医療費助成の拡充 ⇒ 平成25年10月には小学校2年生まで引き上げ、平成26年4月には小 学校3年まで引き上げを予定。将来的には、小学校6年まで拡充することを目指す。 ② 学力向上放課後教室の拡充 ⇒ 全国平均を下回る学力低下の問題を解決するために放課後等に児童生徒が学べる回数を拡大。放課後等に少人数での学習指導。そのための人員を一昨年、全小学校に配置し、来年度は全小中学校に配置を目指す。 ③ 児童養護施設の学習支援 ⇒ 児童養護施設に入所している小学生の学習を支援し、学力の向上を目指す。 ④ 里山的環境の保全・活用 ⇒ 現在では、生産や生活の場として利用されることが少なくなった里山的環境を憩いや教育環境など新しい価値観で保全・活用。 ⑤ まちぐるみ定住応援事業"すかりぶ" ⇒ 市・商工会議所・事業者が連携して、「結婚・子育て世代」に「横須賀に住んでよかった!」と思ってもらえるようなサービスを提供。 以上が端的に5つの事業ということになりますが、このような事業の充実と併せて、もうひとつ「横須賀が子育てするには良いまちである」という都市イメージを私は創造発信していかなければならないと考えております。会わせて

4.都市イメージ「子どもが主役になれるまち」の創造発信 横須賀の魅力、それは何かと言ったら、「豊かな自然」「温暖な気候」「新鮮な地場産の食」が挙げられます。このような魅力は横須賀市民にとっては当たり前のこととなっておりますが、市外の人々にとっては手に入れたくても入れられないものなのです。このような伝わりきれていない横須賀の魅力を積極的に市外在住の結婚・子育て世代の人々に伝えていくためには、「子どもが主役になれるまち」としてプロモーションしていくことが最も効果的であると考えております。この都市イメージをどのように来年度から創造発信していくのかを以下に3点まとめたいと思います。 ~都市イメージのPR方法~   ① 「住むまち」としての横須賀の魅力を紹介する冊子の作成。   ② 市外重点エリアでのプロモーション活動 ⇒ 本市を転居先として検討する可能性の高いエリアでの            プロモーション(横浜市並びに京急、相鉄線沿線、大型ショッピングセンターなど)。   ③ 不動産事業者などとの連携 ⇒ 住宅購入検討者を対象に、市内外の住宅展示場でのPR活動と不動産            事業者へのPR協力依頼。 このような「子育て・教育環境のさらなる充実」と「都市イメージの創造発信」を通じて、横須賀市は転入増へと変わっていかなければなりません。そのためには住むまちとしての魅力をさらに充実させ、市、市民、企業が協力をして「子どもが主役になれるまち」という都市イメージを創造発信してくことが重要となってまいりますので、どうか皆様のお力をお貸しいただきますようお願いを申しあげまして、本日の私の卓話を閉じさせていただきます。ご清聴どうも有難うございました。

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